【解説】センター試験利用大学が過去最高
(解説 2019-12-10付)

 大学入試センターによると、来年1月18~19日に実施されるセンター試験の志願者数が、前年度を1万9132人下回る55万7698人となったことが分かった。現役志願率(高校卒業予定者に占める志願者の割合)は、0・7ポイント減の43・3%。センター試験を利用する大学は、858校で過去最高となった。

 大学入試センター試験によると、来春の新規高校卒業見込者数は、前年度比1万2716人減の45万2234人。センター試験志願者は、1万9132人減の55万7698人で、うち、現役生が1万2716人減の45万2234人と全体の81・1%を占めた。

 既卒者は、6306人減の10万376人で全体の18・0%を占める。

 高卒認定等の志願者は110人減の5088人。

 高校卒業予定者に占める志願者の割合を示す現役志願率は、0・7ポイント下回る43・3%だった。

 男女別にみると、現役生では、男子が6194人減の23万7267人、女子が6522人減の21万4967人。既卒者では、男子が4176人減の7万3194人、女子が2130人減の2万7182人となった。

 北海道は、143人減の1万7940人が志願。内訳は、現役生が1万4389人、既卒者等が3472人。現役志願率は、80・6%だった。

 センター試験を利用する大学をみると、本年度6大学が新たに参加し、過去最多の858大学が利用。内訳は、国立大が増減なしの82校、公立大が1校増の91校、私立大が2校増の533校、公立短期大が増減なしの13校、私立短期大が3校増の139校だった。

 試験は、前年度より4校減の689ヵ所の試験場で実施。道内では、北海道大学試験場など、26会場で実施される。

(解説 2019-12-10付)

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