【解説】ことしの漢字は「令」(解説 2019-12-16付)
ことしの世相を表す「今年の漢字」に“令”が選ばれた。
「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会(本部・京都、髙坂節三代表理事)が漢字の奥深い意義を伝えるための啓発活動の一環として、平成7年から毎年、年末にことし1年の世相を表す漢字1字とその理由を全国から募集し、最も応募数の多かった漢字を選んでいる。12月12日(いい字一字)の「漢字の日」の年中行事。
ことしも11月1日~12月5日までの期間に募集。全国から21万6325票の応募があり、「令」が3万427票を集めて1位となった。
また、2位に「新」、3位に「和」、4位に「変」、5位に「災」、6位に「嵐」、7位に「水」、8位に「風」、9位に「天」、10位に「税」がそれぞれ選ばれた。
1位の「令」が選ばれた主な理由として、新元号が令和になったことをはじめ、法令改正による消費税増税、芸能界の不祥事など法令順守に対する意識の高まり、災害による警報発令、避難命令など、様々な場面で「令」の字が使われたことが挙げられた。
2位の「新」は、新元号や、オリンピックに伴う新国立競技場の建設、キャッシュレス決済等の新しい支払方法など、様々な分野で「新」制度が導入され、「新」たな時代の到来を感じる1年となった。スポーツ界では、八村塁選手や渋野日向子選手などが新記録を樹立したことも話題となった。
3位の「和」は、新元号令和、日本らしさのほか、ラグビー日本代表チームのスローガン「ONE TEAM」など、つながりや調和を連想させることを理由に選んだ人が多かった。また、不穏な国際情勢や、日韓関係の不和もあった中、38年ぶりにローマ教皇が来日。平和への願いを込めて選ぶ人も多かった。
(解説 2019-12-16付)
その他の記事( 解説)
【解説】子どもの学習費調査―文科省
文部科学省は、平成30年度子どもの学習費調査結果をまとめた。公立学校は、全学校種で近年概ね横ばいで推移。私立学校は、幼稚園、小学校、中学校で増加した。文科省は引き続き、幼児教育・保育の無償...(2019-12-23) 全て読む
【解説】私立高の学費滞納等調査
各種事業は本年度の政策評価の結果、最終補正における予算措置状況などを踏まえ、的確に反映することを原則として設定。新規事業は、政策評価に基づく施策の見直しによる財源捻出を基本とし、既存事業と...(2019-12-20) 全て読む
【解説】新規高卒者就職内定77% 10月末
文部科学省・厚生労働省は、来年3月新規高校卒業予定者の就職内定状況調査結果(10月末現在)をまとめた。全国の就職内定率は、前年同期を1・0ポイント下回る77・2%で、引き続き高水準を維持。...(2019-12-19) 全て読む
【解説】子に対する前兆事案 11月末
道警本部は、子どもに対する前兆事案の届出受理状況(11月末現在)をまとめた。1月からの累計で前年同期比133件減の881件を受理した。 前兆事案とは、子ども(13歳未満)を対象とする性...(2019-12-18) 全て読む
【解説】北海道Society5.0
道は、13日に開いた第2回道Society5・0懇談会で「北海道Society5・0構想」の構成(イメージ)を示した。10年後の目指す姿として「ICTを活用した明るく、元気で、楽しい北海道...(2019-12-17) 全て読む
【解説】子育て支援新制度見直し案
内閣府の子ども子育て会議は、子ども・子育て支援新制度施行後5年の見直しにかかる対応方針案をまとめた。10日に開いた第50回会議で決定したもの。制度全般、処遇改善や事務負担軽減等、人材の確保...(2019-12-13) 全て読む
【解説】学生の就職活動開始時期
内閣府は、2019年度における学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果を公表した。エントリーシートの提出数は「10~19社」が約3割と最も多く、20社未満の割合が前年度より上昇。最初...(2019-12-12) 全て読む
【解説】教育予算の総額拡大を要望
全国都道府県教育長協議会と全国都道府県教育委員協議会は11月下旬、文部科学省に対して令和2年度文教予算に関する特別要望を行った。要望事項は9事項。総額の拡大を含む教育予算の充実をはじめ、3...(2019-12-11) 全て読む
【解説】センター試験利用大学が過去最高
大学入試センターによると、来年1月18~19日に実施されるセンター試験の志願者数が、前年度を1万9132人下回る55万7698人となったことが分かった。現役志願率(高校卒業予定者に占める志...(2019-12-10) 全て読む
【解説】就職内定率 引き続き高水準
文部科学省と厚生労働省は、来年3月大学等卒業者の就職内定状況調査結果(10月1日現在)をまとめた。大卒予定者の就職内定率は、前年同期比0・2ポイント減の76・8%。過去最高値を記録した前年...(2019-12-09) 全て読む