文科省　キャリア教育連携表彰　別海「野付学」が最優秀　産業担い手育成を評価

（市町村 2019-12-16付）

　文部科学省の第９回キャリア教育推進連携表彰の最優秀賞に別海町の幼小中一貫ふるさとキャリア教育「野付学」が選ばれた。育てる漁業の実習などを通して、地域産業の担い手育成に取り組んだことが評価された。表彰式は、来年１月に東京都内で開かれる令和元年度キャリア教育推進連携シンポジウムの中で執り行う。

　表彰は、学校を中心としたキャリア教育の推進をねらいに平成２３年度、経済産業省と文科省が共同で創設したもの。教育関係者（学校や教育委員会等）と、行政（首長部局等）、地域・社会（ＮＰＯ法人やＰＴＡ団体等）、産業界（経済団体や企業等）が連携・協働して実施する取組を奨励し、全国に普及させる。

　本年度は、最優秀賞１件、優秀賞３件、奨励賞２件の計６件の受賞団体を決定。

本道関連では、最優秀賞に別海町の幼小中一貫ふるさとキャリア教育野付学が選ばれた。

　野付学は、昭和３８年から続く学校と地域との連携・協力を基盤として、地域資源や地域の基幹産業である漁業に着目し、「海と川と森はひとつ」をスローガンに掲げた自然環境保全活動を展開。育てる漁業の実習などを通して、幼小中一貫のふるさとキャリア教育を体系化し、地域産業の担い手育成に取り組んでいる。

　表彰式は、来年１月１５日午後１時から東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟で開かれる令和元年度キャリア教育推進連携シンポジウムの中で執り行う。

(市町村 2019-12-16付)