２年度政策検討方針案―道　すべての子が幸せに　貧困・待機児童対応を強化

（道・道教委 2019-12-20付）

　道は、令和２年度政策検討の基本方針案をまとめた。重点的に検討する政策・方向性として「すべての子どもたちが幸せに育つことができる社会の実現」などを明記。教育・保育の質の向上や、子どもの貧困対策・待機児童への対応を強化することなどを示している。１８日に道庁テレビ会議室で開いた庁議で示した。

　基本方針案には、重点的に検討する政策と方向性として「ウポポイ開設をとらえたアイヌ政策の推進」「Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０時代に向けた未来技術による地域・産業の振興」「すべての子どもたちが幸せに育つことができる社会の実現」などを明記。

　うち、すべての子どもたちが幸せに育つことができる社会の実現では、待機児童の解消や教育・保育の質の向上を図り、経済的な負担軽減に取り組むとともに、子どもの貧困対策や急増する待機児童への対応を強化することを記している。

　１８日の庁議で鈴木直道知事は、ウポポイの開設や、東京オリンピック・パラリンピックのマラソン等の札幌開催などにふれ「来年度は、北海道の発展に向けた重要な１年となる」と強調。その上で、職員一人ひとりが地域にとっての重要課題に向き合い、地域と一体となって取り組んでいく重要性を指摘し、全庁一丸となって取り組んでいく方針を示した。

(道・道教委 2019-12-20付)