道教委が教育功績者表彰式 本道教育発展に全力を 顕著な功績の10人たたえ
(道・道教委 2019-12-23付)

教育功績者表彰式
佐藤教育長が受賞者一人ひとりに表彰状を授与

 道教委は19日、ホテルライフォート札幌で令和元年度道教育功績者表彰式を執り行った。佐藤嘉大教育長が本道の教育の振興のために尽力し、顕著な功績を残した受賞者10人をたたえ、一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した。受賞者を代表して岩見沢市立南小学校の砂川昌之校長は「誇りと自覚をもち、未来を担う子どもたちの育成、本道教育の発展・充実に全力を傾けたい」と決意を新たにした。

 表彰は、本道の教育振興に功績のある教育職員その他の教育関係者を表彰してその功績に報い、教育の振興に寄与することを目的に、昭和28年度から実施。教育職員として在籍し、その功績が特に顕著な人、教育職員として特に模範とすべき行為のあった人などを毎年度、表彰している。

 65回を迎えた今回、10人が晴れの栄誉に輝いた。=功績概要は10月2日付7面既報=

 表彰式では佐藤教育長があいさつ。「永年にわたり、その優れた識見と指導力をもって、本道の教育の振興のために尽力し、顕著な功績を残した」とし、「本道の教育がこれまで、社会の激しい変化の中で幾多の試練を乗り越え、多くの道民の信頼を得ながら着実に発展することができたのも、皆さんの功績によるところが誠に大きい」と受賞者をたたえた。

 その上で、「子どもたちが夢と希望にあふれ、新しい時代に向かってたくましく成長していくことができるよう、全力で取り組んでいく」と述べ、理解と協力を求めた。

 受賞者の功績紹介のあと、佐藤教育長が受賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した。

 続いて、来賓の鈴木直道知事(土屋俊亮副知事代読)、道議会の笠井龍司文教委員長、道町村教育委員会連合会の本庄幸賢会長が祝辞。受賞者の功績をたたえ、本道教育の一層の振興に向けて協力を呼びかけた。

 受賞者を代表し、岩見沢市立南小の砂川校長があいさつ。子どもたちの笑顔が自分たちの力になったこと、大きな責任と誇りをもらったことを伝え「受賞を期に私たちは、今一度多くの人に感謝の意を伝え、このように価値付けてもらったことに誇りと自覚をもち、北海道の未来を担う子どもたちの育成、本道教育の発展・充実に全力を傾けたい」と決意を新たにしていた。

(道・道教委 2019-12-23付)

その他の記事( 道・道教委)

道立高校長の庁内公募 来年1月に面接へ 道教委・佐藤教育長が意向

 道教委の佐藤嘉大教育長は20日、道庁別館で記者会見に臨んだ。来年度人事で実施する道立高校長の庁内公募制を当面の期間継続するとし、来年1月にも面接を行い、早期に対象校、校長を決定する考えを表...

(2019-12-24)  全て読む

道教委SCRUM全道指定校研究大会 早期に抜本的な改革を 文科省の濵野視学官講演

SCRUM全道指定校連絡協議会研究大会  道教委は18日、札幌市内の道第2水産ビルで教科等の本質的な学びを踏まえた主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの学習・指導方法の改善の推進のための実践研究(SCRUM...

(2019-12-24)  全て読む

全国体力等調査本道分の結果 小・中男子で全国差広がる 札幌市除き小学校は僅差に

表  スポーツ庁は23日、「令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を公表した。本道における実技調査の体力合計点は、小・中学校の男女いずれも全国平均点を下回り、小・中学校の男子は全国...

(2019-12-24)  全て読む

【Pick UP2019】 若手教員の組織的な育成を オホーツク 進む世代交代

◆新採用が大幅増  文部科学省が3年ごとに実施している学校教員統計調査によると、平成28年度の教員の平均年齢は小学校で43・4歳、中学校で43・9歳。25年度の前回調査時と比べそれぞれ0・...

(2019-12-23)  全て読む

野球部活動の手引き 短時間で効果的な指導 HP掲載し活用呼びかけ 道教委

 道教委は、道野球協議会の協力のもと『北海道における部活動指導の手引き~野球編』を作成し、健康・体育課Webページで公開した。オンシーズン・オフシーズンにおける練習方法や成長・安全面への配慮...

(2019-12-23)  全て読む

英語力向上へ中札内中が授業公開 望ましいスタイル学ぶ 十勝局

ほっかいどう学力向上推進事業  【帯広発】十勝教育局は18日、中札内村立中札内中学校(中村俊緒校長)で、ほっかいどう学力向上推進事業(英語力の向上支援)授業公開を開いた。道東地区小・中学校の外国語活動や英語科を担当してい...

(2019-12-23)  全て読む

道教委2年度予算概算要求基本方針 働き方改革を一層推進 遠隔教育充実の経費確保を

 道教委は18日、令和2年度予算概算要求の基本方針を決定した。学校における働き方改革の一層の進展、新学習指導要領への対応、遠隔教育の充実など必要な経費の確保に努める方針を提示。学力・体力の向...

(2019-12-20)  全て読む

第3回道総合教育会議 大綱素案示し意見交換 24日からパブコメ実施

道総合教育会議  道は18日、札幌市内の北農健保会館で令和元年度第3回道総合教育会議を開いた。道総合教育大綱の素案を示し、意見交換。道教委の佐藤嘉大教育長は、遠隔授業の配信機能の集中化、道立高校長の公募制の...

(2019-12-20)  全て読む

2年度政策検討方針案―道 すべての子が幸せに 貧困・待機児童対応を強化

 道は、令和2年度政策検討の基本方針案をまとめた。重点的に検討する政策・方向性として「すべての子どもたちが幸せに育つことができる社会の実現」などを明記。教育・保育の質の向上や、子どもの貧困対...

(2019-12-20)  全て読む

2年度予算文科大臣折衝結果 専科指導加配が大幅増 サポートスタッフ配置に62億円

 教職員定数にかかる令和2年度文部科学省予算が17日の大臣折衝を経て固まった。新学習指導要領の円滑な実施と働き方改革の実現のため、①質の高い英語教育を行う小学校専科指導教員1000人の新規増...

(2019-12-19)  全て読む