【解説】２～５月に新学期一斉行動

（解説 2020-01-31付）

　内閣府や総務省、文部科学省など関係省庁は、令和２年春のあんしんネット・新学期一斉行動を２月から５月まで展開する。内閣府は、１７日付で各都道府県・指定都市青少年行政主管部局長などに対し通知「令和２年　春のあんしんネット・新学期一斉行動について」を発出。青少年・保護者に対してスマートフォンやＳＮＳ等の安全・安心な利用のための啓発活動を行う。

　近年、ＳＮＳ等を起因とする青少年の犯罪被害が多発していることから、スマートフォンなどのフィルタリングの利用率・認知度を引き上げることを目標としている。

　２年春のあんしんネット・新学期一斉行動（２～５月）の取組方針として、保護者等に対し、子どものスマートフォンなどのインターネット活用に際し、「高校生プラス」をはじめとするフィルタリングを積極的に利用することを要請。子どものスマートフォンなどの利用状況を把握し、利用時間の制限・調整、課金管理などが行えるペアレンタルコントロール機能も併せて活用するよう呼びかけた。

　また、ＳＮＳ等のリスクや安全・安心な利用について親子で話し合い、家庭のルールをつくる必要性を示している。

　啓発活動として、インターネットリテラシーの向上のため、小・中学校、地域団体などと連携し、保護者会などの場を活用してフィルタリング機能などの説明会の機会を設けるほか、スマートフォンなどの安全・安心な利用について、青少年や保護者の意識や知識を高めるための取組を実施。

　ＳＮＳ利用時の安全行動として、ネットでしか知らない人の「誘いに乗らない」「会わない」「悩まない（一人で抱え込まない）」ことなど、安全・安心なインターネットの利用について子ども・保護者に啓発する。

(解説 2020-01-31付)