北海道学び推進月間 各地の取組 7 檜山教育局
(道・道教委 2020-02-10付)

◆今金町学習のきまり

 今金町は、町内2つの小学校と1つの中学校が一体となって学力向上を目指すために、「今金町学習のきまり」を作成している。

 学習のきまりは、年度当初に全校で確認するとともに、毎時間の授業で徹底しており、どの学校でも児童生徒が同じ内容で学習規律を身に付けていることから、小・中学校の接続が円滑に行われている。

 この取組によって、多くの児童から「学習のきまりを意識することで、授業に集中できる」という声が聞かれるとともに、中学校の教員からは「入学段階で学習規律が身に付いているので、どの教科においても指導のばらつきがなく、組織的で質の高い指導ができる」という声が多く聞かれ、効果的な取組として継続的に進められている。

◆高校生メディカル講座

 江差高校は、地域医療を支える人づくりプロジェクト事業協力校として、またキャリア教育の一貫として高校生メディカル講座を開講し、医療や命に関する理解を深める教育に取り組んでいる。

 昨年10月30日には北海道大学大学院医学研究院から村上壮一特任助教を招き、1学年の生徒全員を対象に「“生きる”を支える~苦を救う仕事、幸せを創生する仕事」として講演会およびワークショップを行った。

 ワークショップで生徒は「苦を救う仕事、幸せを創生する仕事」について話し合い、グループ相互に交流し合った。生徒の一人からは「いろいろな職業が人の命や幸せに関係あることがわかった」などの声が寄せられ、職業を軸として医療や命について理解を深めることができた。

【北海道学び推進月間標語】=敬称略=

▼最優秀賞

▽つみかさね 学力、体力 少しずつ(乙部町立乙部小学校3年・阿部龍之介)

▼奨励賞

▽将来は 自分の努力で 変えられる(乙部町立乙部小学校6年・館山聖颯)

▽学びから 自分の蕾が 花開く(せたな町立若松小学校6年・岡本凛菜)

▽学びから 夢見たことが 現実へ(上ノ国高校2年・若狭唯斗)

(道・道教委 2020-02-10付)

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