道高校長協会が理事研究協議会 授業改善進め準備を 大学共通テストで宮下会長
(関係団体 2020-02-12付)

道高校長協会第3回理事研
宮下聡会長

 道高校長協会(宮下聡会長)は7日、道庁別館で令和元年度第3回理事研究協議会を開いた。47人が出席。2年度の協会活動方針や事業計画などのほか、3年度文教施策要望書の作成に向けて協議した。あいさつに立った宮下会長は、3年度入試から、これまでの大学入試センター試験に代わって大学入学共通テストが導入されることにふれ、授業改善を一層進めるなど、各学校における準備の必要性を強調。来年度活動方針については、副題の文言や重点目標の一部を、国や道教委の今後の施策に合わせて変更していく考えを示した。

 宮下会長のあいさつ概要はつぎのとおり。

【高校教育をめぐる動き】

▼高大接続改革

 令和3年1月実施の大学入学共通テストにおける、大学入試英語成績提供システムや記述式問題の導入については見送られ、記述式問題のないマークシート方式であることは大学入試センター試験と変わらないが、内容は思考力・判断力・表現力などを一層測るものとなり、大学入試センター試験とは様変わりすることが予想される。一層の授業改善など、各学校における準備を進める必要がある。

 また、大学入試の在り方に関する検討会議が設置され、今後、①英語4技能評価の在り方②記述式問題の在り方③経済的な状況や居住地域、障がいの有無等にかかわらず、安心して試験を受けられる配慮④その他大学入試の望ましい在り方―の4点が検討されることとなる。

 2年1月15日に第1回の検討会議が開催され、全高長から萩原会長が委員として参加している。検討内容について注視するとともに、必要な情報を共有していきたい。

▼働き方改革

 昨年秋の臨時国会に給特法改正案が提出され、12月4日に成立した。改正法の趣旨は公立学校の教職員について、1年単位の変形労働時間制を条例によって実施できるようにするとともに、文部科学大臣が教職員の業務量の適切な管理等に関する指針を策定および公表するというものであり、すでに文部科学省が出しているガイドラインを格上げするもの。

 法律の施行期日は、1年単位の変形労働時間制の適用については3年4月1日、業務量の適切な管理等に関する指針の策定については2年4月1日となっている。

 なお、1月30日に改正法の内容等について文科省の説明会があり、本協会からも代表が出席した。必要な情報を提供するので、先に通知されている内容と合わせて十分理解していただきたい。

【協会の活動】

▼活動方針

 昨年、主題、副題の文言を修正したほか、重点目標について、急速な社会の変化や高校教育における喫緊の課題等を踏まえて一部を見直した。来年度については、副題の文言や重点目標の一部を国や道教委の今後の施策に合わせて変更する案となっている。

 多くの意見等をいただき、最終案を新年度の支部長研、理事研に諮り、総会で決定する。

▼調査研究部の活動

 1月20日に第3回主査・委員長研究協議会を開催し、本年度の総括と次年度への展望等について意見交換した。

 また、同日に道教委主催の調査研究報告会が行われ、各委員長から最終報告を行い、関係課長などから指導助言をいただいた。教育をめぐる時代の変化が急速な中、時代の流れに遅れることなく、取組の質を一層高め、各学校の学校経営に資するものにしていくことや、道教委の施策などにも反映されるものに内容を充実させていくことも必要と考えている。

 引き続き、来年度の委員の募集、調査・研究活動への協力をお願いする。

▼採用校長のための事前研修等

 3月14日に札幌北高校を会場に開催する。昨年から開催している、昇任教頭のための事前研修も同日、同会場で行う。支部長・ブロック長の校長先生方を通して、参加対象者のいる学校に連絡する。

 後継者の発掘・育成とともに、管理職の資質・能力の向上、相互ネットワークの構築は重要な課題と考えており、今後も同研修会の内容の充実を図っていきたい。

▼文教施策要望

 3年度文教施策に関する要望の作成に向けて、基礎資料となるアンケート調査をすでに各学校に送付している。多くの校長先生方の声を要望に反映し、教育環境等の改善・充実を求めていきたい。

 本年4月以降、部会長、支部選出理事、主査・委員長、連盟会長等が替わるところでは、新たな体制でのスタートとなる。確実な引き継ぎを行っていただき、各部会、各支部、各調査研究委員会、各連盟における課題の解決に向けて会員相互が知恵を出し合うなど、活動が一層充実・発展することを祈念している。

(関係団体 2020-02-12付)

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