日高教委連　管内一丸で課題解決　教育長・教育委員研修会　

（関係団体 2020-02-19付）

日高教育局の波岸局長による講演などが行われた

　【浦河発】日高管内教育委員会連絡協議会（川上松美会長）は１月下旬、新ひだか町総合町民センターはまなすで管内教育委員会教育長・教育委員研修会を開いた。日高教育局の波岸克泰局長による講演や研究協議などを通して、道内や管内の教育課題や情報を共有し、今後の取組の方向性について確認した。

　各町教委の相互の連携強化とともに、教育行政上の諸課題について理解を深め、管内教育の充実と発展を図ることが目的。管内７町の教育委員会から教育長をはじめ、委員、事務局職員ら約４０人が参加した。

　はじめに、川上会長があいさつ。「本年度の全国学力・学習状況調査の結果では管内に明るい兆しがみえた。これはソフト面である先生たちの努力の成果。今後も、教育行政が取り組む教育環境整備のハード面との両輪をもって管内一丸となった取組の推進を」と呼びかけた。

　続いて、波岸局長が「北海道教育の今日的な課題について」と題し講話。

　新学習指導要領の理念や働き方改革、次世代の学校・教育現場の環境整備などについて説明。「ハード面、ソフト面の両面からの教育改革が始まる」と指摘した。

　また、「教育理念を考えるとき、Ｓｏｃｉｅｔｙ３・０の考えは５・０では通用しない。子どもたちにどのような力を身に付けさせていくのか具体的なイメージをもち、学校全体で共通理解し、保護者、地域と共有してほしい」と求め、将来を担う子どもたちに必要な力の育成に向けた授業改革の実現に期待を寄せた。

　このあと、日高教育局の湊秀樹教育支援課長が管内の全国学力・学習状況調査結果について、田口俊孝企画総務課長が学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」について情報提供したほか、「学校における働き方改革について～各町の現状と課題」をテーマに研究協議を行った。

(関係団体 2020-02-19付)