道青少年有害情報対策実行委が会合　ＳＮＳ起因の被害防止を　フィルタリング普及促進

（道・道教委 2020-02-21付）

構成員１８人が出席

　有害情報や通信機器等のトラブルから道内の青少年を守る取組を展開する道青少年有害情報対策実行委員会の本年度会合が１８日、札幌市内のかでる２・７で開かれた。構成員１８人が出席し、本年度の取組や来年度の方向性を確認。フィルタリングの普及促進、ＳＮＳ利用に起因する犯罪被害防止を一層推進することなどを申し合わせた。

　実行委員会は、校長会、ＰＴＡ団体、インターネット関連団体、携帯電話・ＰＨＳ会社、青少年育成団体、道警、道教委で組織。関係機関が連携し、携帯電話やインターネットの使用によってもたらされる有害情報やトラブルから青少年を守るため、メディアの安全・安心な利用のための道民の意識醸成を図ることを目的に各種取組を進めている。

　本年度の会議には、構成員１８人が出席した。

　開会あいさつに立った道環境生活部の柴田千尋くらし安全局長は「子どもたちに通信機器や情報を正しく利用する力を身に付けさせるために、実行委員会が果たす役割はますます大きくなっている」と強調。その上で「来年度も引き続き、連携を図りながら対策を強化していきたい」との考えを示した。

　議事に移り、本年度の取組として、昨年７月下旬に江別市内でインターネット上の有害情報等から青少年を守るための道民フォーラムを開催したほか、『青少年のためのインターネット安全利用教室・講座ガイド』の作成・配布、インターネット利用に起因する被害防止に向けた取組などを実施したことを確認した。

　引き続き、道高校長協会の藤井一志特別理事（石狩南高校長）、道中学校長会の田村和幸対策部副部長（砂川市立石山中学校長）、道警察本部生活安全部少年課の大川善照非行対策第１課長補佐が有害情報対策の取組事例や各機関で把握している青少年のインターネット利用の現状について報告した。

　このあと、令和２年度の取組について審議。引き続き、インターネット上の有害情報等から青少年を守るための道民フォーラムの開催、『青少年のためのインターネット安全利用教室・講座ガイド』の作成などを行うほか、フィルタリングの普及促進、ＳＮＳ利用に起因する犯罪被害防止を一層進めていくことなどを申し合わせた。

(道・道教委 2020-02-21付)