道教委が５会場で採用前ガイダンス　教職員生活への意欲高め　２０日には北翔大でも初開催

（道・道教委 2020-02-20付）

釧路会場では約３０人が参加

　道教委は１５・１６日、道教育大学札幌校、函館校、旭川校、釧路校の４会場で教職員採用前ガイダンスを開いた。道公立学校教職員の採用候補登録者に対し、「新採用者に期待すること」と題する講話を行ったほか、部会での説明・協議を通し、４月から始まる教職員生活への意欲を高めた。

　１５日に札幌校、１６日に函館校、旭川校、釧路校でそれぞれ開催。また、北翔大学を新たに会場校とし、きょう２０日に開く。

　このうち、１６日の釧路会場には約３０人が参加した。道教育大学教職大学院の近藤逸郎特任教授が「新採用者に期待すること」と題して講話。教員生活の中では、「たくさんの失敗をし、自信をへし折られ、続けられるか不安になることがあると思う」と述べた上で、その対処法として「焦らない、慌てない、諦めない」との心構えをもつよう呼びかけた。

　最後に、「頑張った分だけ、子どもの成長に表れる」と教員のやりがいを伝え、期待をもって新たな一歩を踏み出すよう求めた。

　引き続き、釧路教育局の藤森美由紀教育支援課長が講話した。学習指導要領や学校のデジタル化など、今後の教育動向にふれ、教育を取り巻く環境が加速度的に変化していることを強調。こうした変化に対応しつつ、「目の前の子どもに生きる力を育む先生になってほしい」と期待した。

　このあと、小学校、中・高校、特別支援学校の３部会に分かれて、説明・協議を行い、今後の仕事の流れなどを確認した。

(道・道教委 2020-02-20付)