道教委　特別支援パートナー・ティーチャー　利用率　日高が最高９割　校数少ない管内で高い傾向

（道・道教委 2020-02-21付）

令和元年度パートナーティーチャー派遣事業学校種別利用率（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、令和元年度特別支援教育パートナー・ティーチャー派遣事業の実施状況をまとめた。幼・小・中・高合わせた管内別の利用率では、日高が８９・８％で最高。校種別にみると、小学校は、日高１００％、檜山９５％など、中学校では、檜山９０％、日高８６・７％などの順に高く、比較的学校数の少ない管内において利用率が高い傾向にあることが分かった。

　事業は、道立特別支援学校の教員を小・中学校等に派遣し、担当教員などに学習指導の進め方や個別の指導計画・教育支援計画の作成等について継続した支援を行うもの。

　小・中学校等の通常の学級や特別支援学級に在籍する幼児児童生徒に対する指導・支援の充実を図ることがねらい。平成１９年度にモデル事業としてスタートし、２０年度から本格実施している。

　令和元年度における幼・小・中・高合わせた管内別の事業利用状況をみると、利用率は日高が８９・８％（一度でも利用した学校・園４４校・園）で最高。次いで、檜山８３・８％（同３１校・園）、釧路７４・５％（同８２校・園）、宗谷７２・７％（同４８校・園）などと続いた。

　校種別にみると、小学校は、日高の１００％（同２７校）をはじめ、檜山９５％（同１９校）、留萌８８・２％（同１５校）などと続く。中学校は、檜山が９０％（同９校）で最も高く、日高が８６・７％（同１３校）、後志が６３・９％（同２３校）などの順となり、いずれも比較的学校数の少ない管内において利用率が高い傾向にあることが分かった。

(道・道教委 2020-02-21付)