小学校３５人以下少人数学級　３・４年生に順次拡大　　３ヵ年で　２年度は３６校　道教委

（道・道教委 2020-02-25付）

　道教委は、令和２年度から３ヵ年計画で、３５人以下の少人数学級を小学３・４年生に順次拡大する。新学習指導要領の全面実施に向けた措置で、２年度予算案に関連経費を計上。元年１０月１日時点での見込みでは、対象校数は計１２３校で、新年度は３６校での実施となる。

　新年度から小学校新学習指導要領が全面実施となり、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善が求められている。また、３・４年生では学習内容が増加し、授業につまずきやすい時期となっている。

　このため、道教委は国の加配定数を効果的に活用した３５人以下の学級編制を３・４年生に順次拡大することを決定。実施対象は１学級の児童数が３５人を超える学校で、基準学級数に１学級を加えて教員１人を配置する。

　令和２～４年度の３ヵ年で対象を順次拡大する予定で、令和元年１０月１日時点の見込みでは、全体の対象校数は１２３校、対象学級は１３８学級となっている。

　２年度は小学３年生のみを対象とし、１学級規模（学年児童数３６～４０人）の学校で３５人以下学級を実施する。対象校は３６校で、計３６人配置の見込みとなる。

　３年度、小学３年生については対象校全校、小学４年生については２年度の実施校で少人数学級を実施。４年度、対象校全校で小学３・４年生の少人数学級を実施する予定。

(道・道教委 2020-02-25付)