建設業の魅力を肌で 稚内市潮見が丘中の生徒 新設カーリング場見学(学校 2020-04-03付)
完成前の現場に入る貴重な経験をした
【稚内発】稚内市立潮見が丘中学校(塩﨑由雄校長)は2月中旬、市内で整備が進むカーリング場新設工事の見学会に参加した。生徒たちは、市の新たな顔として建設を進める工事現場を間近で見ることで、建設業の魅力を肌で感じていた。
見学会は、建設業の施工現場などの見学および実習体験を通じ、建設産業について広く理解してもらうとともに、業界のイメージアップを図り、将来的な入職を促進し、幅広く人材確保・育成を推進することが目的。宗谷建設青年会が主催。
石塚建設興業㈱(稚内)と藤建設㈱(稚内)の特定建設工事共同企業体(JV)が施工する「みどり公園整備カーリング場建設建築主体工事」などを見学。潮見が丘中からは1年生80人(当時)が参加した。
カーリング場の施設内を見学したあと、宗谷建設青年会の田中太一会長があいさつ。「見学会を通じて、建設業の社会的な役割、建設産業の魅力を感じてもらい、将来は稚内市の地域の守り手として建設業界に就職してほしい」と呼びかけた。
引き続き、建設主体工事を担当する石塚・藤特定JVの担当者をはじめ、カーリング場新設工事に携わる電気工事、管工事の担当者が工事概要などについて説明。
モニターで施工中の状況を確認したあと、生徒たちの「カーリング場をなぜつくることになったのか」などといった質問に担当者が丁寧に回答した。
潮見が丘中の担当教諭は「見学会後のアンケートで、建設業に対してとても魅力のある産業と答えた生徒が多かった。将来、建設業へ就職を希望している生徒たちにとって、よい体験になったと思う」と話していた。
田中会長は「完成前の現場に入ることは貴重な経験。この見学会を通じて少しでも建設業に興味をもつきっかけになれば」と期待を寄せた。
(学校 2020-04-03付)
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