仲良く勉強、遊びを　札幌市立小１９７校が入学式

（学校 2020-04-07付）

　札幌市立小学校１９８校のうち１９７校で６日、入学式が執り行われた。令和元年度より１０３人多い１万４５６２人（４月１日現在）が入学。期待を胸に学校生活のスタートを切った。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、式場における座席は手の届かない程度の距離を保つよう配置したほか、飛沫感染および接触感染を防止する観点から、歌唱は行わないこととした。式には、新入学生と保護者が出席し、在校生は出席しない形で行われた。

　また、手洗いや咳エチケットの徹底、校内の不必要な場所に触れないことや入らないことなどを指導した。

　幌西小学校（足立教校長）では、１５３人が入学。２回に分けて入学式を執り行った。

　式辞に立った足立校長は、小学校では勉強や給食のほか、体育館などで体を動かせることにふれ「楽しみにして学校に来てください」と呼びかけた。

　また、児童に小学校で楽しく過ごすため、友達や先生と一緒に仲良く勉強することや遊ぶこと、元気にあいさつすること、せっけんでの手洗いなどを求めた。

　式では、児童代表の高田みなみさん（６年生）のビデオメッセージを上映。

　高田さんは、分からないことがあったら６年生に聞くよう呼びかけたほか「友達をたくさんつくって、楽しい小学校生活を送ってください」と歓迎の言葉を贈った。

　式終了後の取材対応で足立校長は、感染予防などを実施した上で無事に入学式を挙行できたことについて「１年生を迎えることができてうれしい」と話した。

(学校 2020-04-07付)