ネット利用 平均182・3分(解説 2020-04-16付)
内閣府は、令和元年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果の速報値を公表した。年齢が高くなるほど、コミュニケーションを目的とした利用が増加。全体の平均利用時間は前年度より14分増え、182・3分となった。
調査は、満10~17歳の青少年5000人と、0~17歳の子どもと同居する保護者8000人が対象。
青少年の93・2%がインターネットを利用しており、利用機器はスマートフォン63・3%、携帯ゲーム機31・2%、タブレット29・6%など。
学校種別のインターネット利用率は小学生が86・3%、中学生が95・1%、高校生が99・1%。うち、高校生はスマートフォンでの利用が91・9%といずれも上昇傾向にある。
利用内容の内訳は、小学生がゲーム81・7%、動画視聴72・0%、勉強等31・4%。中学生が動画視聴84・3%、ゲーム76・4%、コミュニケーション75・3%、勉強等40・9%。高校生がコミュニケーション90・1%、動画視聴87・8%、音楽視聴84・3%、勉強等53・6%。
全体の平均利用時間は前年度比14分増の182・3分。平均利用時間が5時間以上を占める割合は小学生8・3%、中学生16・9%、高校生31・5%となり、年齢とともに増加傾向にある。
インターネット利用に関する家庭のルールの有無については、低年齢層の子どもの保護者のうち、「ルールを決めている」との回答は81・9%で、年齢が上がるとともに増加している。学校種が上がるにつれ、青少年の「ルールを決めていない」との回答が増えており、青少年と保護者の間に認識のギャップがみられる。
また、保護者の37・4%がフィルタリングを利用し、子どものネット利用を管理していると回答した。
(解説 2020-04-16付)
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