【解説】外国人留学生は31・2万人
(解説 2020-04-27付)

 日本学生支援機構は、国内の高等教育機関等における外国人留学生の在籍状況、日本人の海外留学者数(令和元年5月1日現在)をまとめた。外国人留学生数は、前年同期比4・4%増の31万2214人。留学生数の多い国・地域は、中国が12万4436人で最も多く、ベトナム、ネパールなどが続いた。

 調査は、日本の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校に入学するための準備教育課程を設置する教育施設・日本語教育機関における外国人留学生の在籍状況を把握し、留学生施策に関する基礎資料を得ることが目的。

 平成15年度まで文部科学省が実施していたが、16年に日本学生支援機構が設立してことに伴い、同機構に移管された。

 調査結果をみると、令和元年5月1日現在の外国人留学生数は、前年比1万3234人増の31万2214人。留学生数の多い国・地域は、中国が12万4436人(前年比9486人増)で最多。次いで、ベトナム7万3389人(同1035人増)、ネパール2万6308人(同1977人増)などとなった。

 大学などが把握している日本人学生の海外留学状況をみると、平成30年度で11万5146人(前年比9845人増)。留学生数の多い国・地域は、アメリカが1万9891人(同364人増)で最も多く、オーストラリアが1万38人(同159人増)、カナダ1万35人(同595人増)などと続いた。

 一方、OECD、ユネスコ、米国国際教育研究所(IIE)等の29年の統計によると、日本人の海外留学者数は、5万8408人(対前年比2439人増)。

 留学者数の多い国・地域は、アメリカが1万8753人、中国が1万4717人、台湾が8413人などの順だった。

(解説 2020-04-27付)

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