千歳科技大eラーニング申込状況 270校 1年で約3倍 函館市は1万人以上利用(学校 2020-04-20付)
千歳科学技術大学のeラーニングシステムを学校で導入する動きが道内で加速している。道教委によると、3月30日現在の利用市町村数は75市町村、学校数は270校となり、前年と比べ市町村数は約2倍、学校数は約3倍に増加。利用児童生徒数の総数は約3万3000人で、函館市では1万人を上回るなど、特に普及している。
道教委は平成30年度、千歳科学技術大と相互の連携協力に関する協定書を締結。場所を問わず学びの機会を提供できる同大のeラーニングシステムの活用促進に取り組んでいる。英語問題では、英検準2級から5級までの筆記・リスニングなどの問題を掲載している。
道教委によると、システムの利用申込市町村数は3月30日現在で75市町村。平成31年3月11日時点の38市町村と比べ約2倍となった。この1年では檜山、十勝管内で導入する市町村が増加している。
学校別では、小学校140校、中学校128校、義務教育学校2校の270校。適応指導教室や地域の協力によって学習を支援する地域未来塾でも活用されている。
全小・中学校でシステムを導入している市町村は、沼田町、浦臼町、美唄市、北広島市、仁木町、新ひだか町、函館市、せたな町、音威子府村、新得町、鹿追町、陸別町、更別村、中札内村、広尾町、上士幌町、清水町、足寄町、大樹町、士幌町、池田町の3市15町3村。
利用児童生徒の総数は3万2927人で、函館市では1万人を上回るなど特に普及している。
システムの利用に費用負担はなく、市町村教委が道教委義務教育課に申請し、市町村教委と学校の管理アカウントを作成。児童生徒のアカウントを発行し、利用できる。
システムの利用市町村はつぎのとおり。
▼空知=沼田町、滝川市、長沼町、奈井江町、新十津川町、秩父別町、岩見沢市、由仁町、夕張市、浦臼町、美唄市
▼石狩=恵庭市、江別市、北広島市、石狩市
▼後志=小樽市、古平町、喜茂別町、仁木町、積丹町
▼胆振=むかわ町、洞爺湖町、苫小牧市、登別市
▼日高=新ひだか町、日高町
▼渡島=函館市、七飯町
▼檜山=せたな町、江差町、奥尻町、厚沢部町、乙部町、上ノ国町、今金町
▼上川=占冠村、美深町、音威子府村、中富良野町、美瑛町、比布町、富良野市、鷹栖町、旭川市、名寄市
▼留萌=増毛町
▼宗谷=浜頓別町、中頓別町、枝幸町、利尻町、豊富町
▼オホーツク=網走市、湧別町、小清水町、西興部村
▼十勝=幕別町、新得町、音更町、豊頃町、帯広市、鹿追町、浦幌町、陸別町、更別村、中札内村、広尾町、上士幌町、清水町、足寄町、大樹町、士幌市、池田町
▼釧路=白糠町
▼根室=別海町、根室市
(学校 2020-04-20付)
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