鵡川高 新たな中高一貫 SDGsの視点で発信 企業等とコンソーシアム
(学校 2020-04-28付)

 【室蘭発】鵡川高校(三村素道校長)は本年度から3ヵ年計画で、地域をキャンパスとした新たな連携型中高一貫教育モデルの実現に取り組む。学校設定科目「むかわ学」では、地域創生やSDGs(持続可能な開発目標)の視点から地域課題の解決策を発信し、英語による発表も計画。取組の推進に当たり、コーディネーターを早期に導入し、町・企業・大学などと連携したコンソーシアムを形成する予定で、町・町教委の協力のもと、公設学習塾の令和3年度設置に向けた検討も開始する。

 道立高校長の庁内公募の結果、4月に三村校長が就任。地域社会の様々な人的・物的資源を活用し探究的な学びを目指す学校設定科目むかわ学、個々の能力や特性を最大限に伸ばす「チャレンジスタディ」を主軸に、持続可能な連携型中高一貫教育のモデルプランの実現に向けた取組を進める。

 むかわ学では、地域創生やSDGsの視点から探究的な学びを展開し、地域課題の解決に向けて町などにプレゼンテーションを実施するほか、英語でのプレゼンテーションを新たに導入する。

 チャレンジスタディでは、ICTを活用して大学進学を目指す生徒の高度な学び、中学校までの学び直しや資格取得など、個別に最適化された学びを推進。地元商工会などと連携し、数ヵ月の長期にわたって職業体験を行うデュアルシステムを導入する。

 早期にコーディネーターを導入し、むかわ町、企業、大学、小・中学校などで構成するコンソーシアムを組織。連携して取組を進める。

 地域における学びの場として、公設学習塾「仮称・学習センター」の設置も計画。本年度から町や町教委と連携して具体化に向けた検討を開始し、オンライン環境を充実して、学習機会を提供する。高校生以外に中学生、小学生も対象とする予定で、3年度の本格運用を目指す。

 新しい連携型中高一貫教育のモデルの概要はつぎのとおり。

【地域をキャンパスとした学び】

▼「むかわ学」を中心とした新たな学び

▽地域創生やESDの視点からの課題研究等の探究的な学びの実施

▽中学校の総合的な学習の時間等を活用したむかわ学との学びの接続

▼地域の人材等を活用した異年齢集団による活動

▽中高連携によるキャリア教育や奉仕活動等

▼地域の企業等と連携した職業教育の実施

▽デュアルシステムによる職業教育の充実

▼地域の学びの場の活用

▽恐竜ワールド構想や各種セミナー等への参加

▽公開講座等の実施

【生徒の特性や能力を伸長させる教育システム】

▼生徒の特性や能力に応じた選択コース

▽「チャレンジスタディ」におけるアドバンスト、スポーツ・芸術、グローカルコースの設置

▽少人数・習熟度別の柔軟な教育課程の編成

▼中高連携による課外講座等の実施

▽中学校における課外講座等の実施によるチャレンジスタディの各コースへの接続

▼外部との連携による課外講座等の実施

▽外部人材や外部機関等を活用した高校生の課外講座等の実施

【連携型中高一貫教育】

▼学習(連携入試の選抜方法へ反映)

▽むかわ学、チャレンジスタディを中心とした学びの接続

▼地域貢献

▽むかわ学などによる地域を教材とした学び

▼キャリア教育

▽6年間の継続したキャリア教育の充実

▽中高合同講演会等の実施

▼ボランティア

▽中高合同の町内美化活動等の実施

▼学びの場構想

▽地域における学習センターの設置

▽地域と連携した課外の学習機会の確保

(学校 2020-04-28付)

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