生活リズム整え短時間、少人数で　再開時は分散登校で　秋元札幌市長　夏休み短縮し授業実施へ

（コロナウイルス関連 2020-05-25付）

　札幌市の秋元克広市長は２１日の臨時記者会見で、学校再開後の対応について、「６月再開の場合、短時間、少人数の登校を一定期間行い、通常の授業体制へ戻すことを検討する」とした。

　新型コロナウイルス感染の市内の状況について、秋元市長は「外出自粛を要請した効果が表れてきている。緊急事態宣言の対象地域の解除基準には満たしていないものの、第２波も収束に向かいつあるのではないか」との認識を示した。

　感染拡大のリスク低減に向けて、「新しい生活様式への対応をしてほしい」と呼びかけながら、「職場でもマスクの着用や手洗いうがいなど予防に向けた取組を引き続きお願いする」と協力を求めた。

　また、学校再開後の対応について「６月再開の場合、子どもたちの生活リズムを整えていくため、短時間、少人数の登校を一定期間行い通常の授業体制に戻すことを検討している」とした。

　さらに、休業期間中の授業の補てんについては、「学習機会が少なくなっていることから、夏休みの一部期間を利用することを市教委で検討している」と話した。

　多くの学校で５月末に実施予定だった運動会については「１学期中の実施は非常に難しい」とし、「行事を取り止めることによって夏休みに必要な授業時数を検討している」と述べた。

(コロナウイルス関連 2020-05-25付)