【解説】平成22年出生児縦断調査(解説 2020-05-25付)
文部科学省と厚生労働省は、第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)結果を公表した。放課後に過ごす場所は、学年が上がるにつれ「学童保育」の割合が低下し、「自宅」「子どもの友だちの家」「習い事、スポーツクラブ、学習塾等」の割合が上昇。習い事では、男児は「水泳」が40・0%、女児は「音楽(ピアノなど)」が39・6%と最も高かった。
調査は、全国の平成22年に出生した子どものうち、5月10~24日の間に出生した子どもを対象に令和元年5月25日に実施。今回は、2万4204人から回答を得た。回収率は88・3%。
子どもの生活状況をみると、放課後に過ごす場所(複数回答)は「自宅」が77・2%と最も高く、次いで、「習い事、スポーツクラブ、学習塾等」が40・7%、「公園」が34・6%となっている。
放課後に過ごす場所の変化では、学年が上がるにつれ「学童保育」の割合が低下。「学童保育」は26・3%となり平成13年出生児より12・3ポイント高くなっている。
一方、「自宅」「子どもの友だちの家」「習い事、スポーツクラブ、学習塾等」の割合は、学年が上がるにつれ上昇している。
「習い事をしている」割合は87・7%。平成13年出生児の85・4%に比べて2・3ポイント高くなっている。
性別に習い事などの種類(複数回答)をみると、男児では「水泳」が40・0%と最も高く、次いで、「サッカー」が21・1%、「学習塾」が20・4%、「通信教育」が19・0%となっている。
女児では「音楽(ピアノなど)」が39・6%と最も高く、次いで、「水泳」が34・2%、「通信教育」が22・0%、「習字(硬筆を含む)」が21・9%となっている。
(解説 2020-05-25付)
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