全日本学校関係緑化コンクール 士幌高が農水大臣賞 赤穂校長 持続可能な社会へ(学校 2020-06-08付)
【帯広発】士幌高校(赤穂悦生校長)は、国土緑化推進機構の主催する「全日本学校関係緑化コンクール」の特選となる農林水産大臣賞の賞状と盾を伝達された。4日、十勝総合振興局の水戸部裕局長から授与された。赤穂校長は、持続可能な社会に向けた教育活動をさらに推進する考えを示した。
コンクールは国土緑化推進機構が主催するもので、学校を中心とした緑化活動の一層の推進を図るために昭和25年度から実施。令和元年度の学校林等の活動の部において、同校は特選に当たる農林水産大臣賞を受賞した。
環境専攻班の学習や1年生の授業、3年生の選択科目「士幌環境講座」などにおいて、学校林を活用した教育活動を展開。うち、1年生は、樹木園整備実習、樹木育成管理実習、樹名板作成などを実施。造園会社など外部講師を招いた学習を展開し、植物管理の基礎を学んでいる。
赤穂校長と生徒ら4人が十勝合同庁舎を訪問。水戸部局長から賞状と盾を受け取った。
水戸部局長は、環境教育に対する関心が世界的に高まっていることを伝え、「自然から学んだことを周りに伝えてほしい」と呼びかけた。
賞状を受け取った農業クラブ会長の畠野麗桜さん(3年)は、「学習の成果として大きな賞をいただけたことがうれしい」と述べた。また、環境専攻班を代表する髙橋仁君(3年)は、今後、カシワ林の昆虫の生息環境などを調査する意気込みを伝えた。
赤穂校長は、地域や分野を超えた業種からの多大な協力に感謝するとともに、「持続可能な社会に向けた環境教育の重要性を再認識した。子どもたちのための教育活動を推進していきたい」と述べた。
(学校 2020-06-08付)
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