標語 情報通信の安心安全な利用 石狩南高に総務大臣賞 道内初 日下部君が考案(学校 2020-06-08付)
石狩南高校(藤井一志校長)は、2020年度情報通信の安心安全な利用のための標語において、道内初となる総務大臣賞を受賞した。受賞作「前向きな 優しい言葉に “いいね”したい」は、同校コンピュータ部に所属する日下部永遠君が考案。同校では「未来の願いを込めた作品で、新しさを感じた」と話している。
情報通信の安心安全な利用のための標語は、情報通信利用者が安心・安全に情報通信を利用するためのルールやマナー等について考えるきっかけとすることを目的に毎年度実施しているもの。総務省などと連携し適正な情報通信利用の促進を図っている、情報通信の安心安全推進協議会が主催。
本年度は、「青少年に対するフィルタリングの重要性の周知」「歩きスマホの防止」「低年齢の子どものネット機器利用」「他人を傷つけるような情報発信をしないこと」などをテーマに募集。全国から個人部門で1万8283点、学校部門で159点の作品が寄せられた。
審査の結果、学校部門の総務大臣賞に石狩南高の作品「前向きな 優しい言葉に “いいね”したい」が選ばれた。
同校は毎年、同標語コンクールに情報科とコンピュータ部で参加しており、受賞は今回が初。受賞した作品はコンピュータ部に所属する日下部君が考えた。
同部顧問の澤田真泰教諭は「標語というと注意喚起や“やめよう”という言葉が多いが、今回受賞した標語は“こうありたい”という未来の願いを込めたものとなっており、新しさを感じた」と話している。
表彰式は、8月中に東京都内で執り行われる予定。
なお、学校部門における北海道総合通信局長賞に登別明日中等教育学校の作品「SNS 見える誘惑 見えない素顔」、個人部門における協議会長賞に札幌市立新陵小学校の土井幹斗君の作品「送ったら 消しても消しても 消えないよ」、藤学園藤女子中学校(応募当時)の根木優奈さんの作品「見極めて その情報の フェイクとファクト」が、それぞれ選ばれた。
(学校 2020-06-08付)
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