北の大地☆子ども未来づくり 年度内に待機児童ゼロ 道が第4期計画を策定(道・道教委 2020-07-16付)
道は、第4期北の大地☆子ども未来づくり北海道計画をまとめた。計画期間は令和2~6年度の5年間。基本目標に「結婚や出産を望むすべての人々の希望がかなえられ、子どもたちが幸せに育つことのできる地域社会の実現」を設定。目標指標として、本年度中に待機児童数をゼロにすることなどを盛り込んだ。
計画は、国の動向や本道における少子化の状況、第3期計画の評価結果を踏まえ、ライフ・ステージに応じた切れ目のない支援を行うため策定。
基本目標達成のため、重点的な視点として、「待機児童の解消に向けた受け皿整備と人材確保」「子育て世帯の経済的負担の軽減」「社会的養育の推進」「児童虐待防止対策の推進」など7項目を設定。「安心して子どもを生み育てることができる」「子どもが健やかに成長できる」の2つの環境づくりを進めていく。
目標指標として、本年度中に待機児童数をゼロ(平成30年度実績152人)に、放課後子ども教室設置市町村数を令和6年度までに全市町村(同112市町村)に拡大することなどを盛り込んだ。
計画で示す指標はつぎのとおり(①現状値・表記のないものについては平成30年度②目標値・表記のないものについては令和6年度)。=関係分=
▽認定こども園設置数=①345ヵ所②518ヵ所
▽放課後児童クラブ=①1032ヵ所②1065ヵ所
▽地域子育て支援拠点=①405ヵ所②424ヵ所
▽次世代教育のための出前講座実施数=①延べ28校②延べ120校
▽地域と連携した通学路の安全確保の取組=①小学校100%、中学校99・6%②100%
▽待機児童数=①152人②ゼロ・2年度
▽遠隔システムやオンデマンド教材等の活用によって各管内で受講できる研修の割合=①ゼロ②100%・4年度
▽各振興局(教育局)管内に配置された幼児教育相談員等を活用して圏内研修等を実施した管内の割合=①42・9%②100%・4年度
▽幼児教育施設と小学校間での意見交換や合同の研修会の機会を設けている市町村の割合=①86%②100%・4年度
▽幼児教育施設の意見を踏まえたスタートカリキュラムを作成している小学校の割合=①65・1%②100%・4年度
▽放課後子ども教室設置市町村数=①112市町村②全市町村
▽子どもの意見表明の機会の確保=①1部会、年2回②子どもの意見を施策に適切に反映
▽グローバル人材の育成に取り組む学校の割合=①64・7%②100%・4年度
▽食育推進計画を策定している市町村数=①123市町村②全市町村・5年度
▽体験的な学習活動を経験した生徒の割合=①70%②100%・4年度
(道・道教委 2020-07-16付)
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