上川局 学校事務にかかる個別研修 仕事の向き合い方説く 人材育成目指し独自事業
(道・道教委 2020-07-20付)

上川教育局独自「管内道立学校事務運営にかかる個別研修」
千田室長が自らの経験を交えながら助言した

 【旭川発】上川教育局は8日、上川高校で管内道立学校事務運営にかかる個別研修を開いた。道立学校事務改善にかかる意見交換の中で、学校事務職員の人材育成が喫緊の課題に挙げられていたことを踏まえ、上川局が独自に行う事業。初回となったこの日は、千田弘行道立学校運営支援室長が講師を務め、若手学校事務職員に具体的な事務処理の流れや仕事への向き合い方などを助言した。

 個別研修は、管内道立学校で実施する職場研修に局職員を講師や助言者として派遣することで、学校事務職員の資質を向上させ、財務会計の適切な執行を確保するとともに、事務室の円滑な運営に資するもの。

 上川局では、これまで年2回の事務職員研修会のほか、前年度からは集合随時指導などを実施。本年度から新たに若手職員を中心に置いた個別研修を開催し、人材育成の課題にきめ細かに対応していくこととした。

 研修内容は、財務会計や服務に関する事務処理など、学校事務職員がそれぞれ学びたいテーマから実施。学校から教育局に職員の派遣を要請して行う。

 1回目となるこの日は、千田道立学校運営支援室長が講師を務め、新採用から2年目となる上川高の岩浪祐太事務職員を対象に研修。学校から送付した物品購入依頼書や支出書類の教育局における事務処理の流れや、予算要望の仕方などについて説明した。

 また、千田室長の自らの実務経験をもとに、今後のキャリアプランのためにどのように仕事と向き合うかなどについて助言した。

 千田室長は「本年度は新コロナウイルス感染拡大防止の観点から事務職員研修会を中止したことから、3密を避けて実施できる個別研修を活用してほしい」と呼びかけている。

(道・道教委 2020-07-20付)

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