【解説】６月末少年非行等概況　道警

（解説 2020-08-05付）

　道警本部は、ことし６月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、６月末時点で４２０人（うち女子７５人）。前年同期と比べ２４人減少した。

　内訳は、刑法犯が３６７人（同６３人）で３０人減、特別法犯が５２人（同１２人）で７人増えた。

　非行少年に該当しないものの、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどを行う不良行為少年は、４８８４人（同１２９６人）が補導され７５７人減となった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が２５４人で全体の６９・２％を占める。手口別では、万引きが１６３人で６４・２％を占め最も多い。このほか、粗暴犯５３人、風俗犯９人、凶悪犯５人、知能犯３人などとなった。

　学職別では、小学生が６８人で１８・５％、中学生が４５人で１２・３％、高校生が１２３人で３３・５％。また、その他学生が２６人、有職少年が７１人、無職少年が３３人となった。

　特別法犯で検挙・補導された５２人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法１６人、大麻取締法１０人、育成条例６人、軽犯罪法４人、覚せい剤取締法と売春防止法がそれぞれ１人などとなった。

　薬物乱用少年は１２人で、内訳は有職少年８人、無職少年２人、その他学生２人だった。

　少年の福祉を害する福祉犯では、１２７人を検挙し、３人増となった。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が５７人、育成条例が５３人などとなった。

　また、被害に遭った少年は１１０人で、法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法、育成条例がそれぞれ４０人で全体の７２・８％を占める。

　学職別では、小学生４人、中学生２３人、高校生６３人と、小・中学校、高校の児童生徒合わせて９０人で、全体の８１・８％を占めた。

(解説 2020-08-05付)