【解説】日Ｐがコロナ対応ガイド

（解説 2020-08-28付）

　日本ＰＴＡ全国協議会は、『ＰＴＡ活動における新型コロナウイルス感染症対応ガイド』を作成した。「新しい生活様式」をもとに、会議・研修会等での感染防止対策など、対応策を整理。参考資料としての活用を求めるとともに、「地元にあった対応を考え、情報交換を密に連携を取りながら活動に当たって」と呼びかけている。

　日Ｐは、新型コロナウイルス感染の拡大を抑えるためには社会全体での取組が必要不可欠とし、社会におけるそれぞれの業種が感染リスクを把握して対策を講じること、異なる業種間で対策・情報を共有して好事例を生かす必要性からガイドを作成した。

　感染防止対策、会議・研修会等を行う際の運営者、参加者それぞれが気を付けること、手指の洗い方や消毒の仕方、マスクの着用、換気、清掃・消毒などを項目に挙げて、対応策を整理。

　感染防止対策では、新しい生活様式の順守を基本とし、ウイルスを持ち込まない、持ち帰らない、社会の一員として感染拡大を防止する行動に努めることなどを示している。

　会議・研修会等を行う場合は、事前準備、当日準備、当日会議・研修等、終了後までの流れに沿って運営者と参加者それぞれが気を付けなければならない項目を詳細に記述している。

　このほか、文部科学省の『学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル』を踏まえ、家庭内において新しい生活様式を実践するよう求めている。

　日Ｐは、ＰＴＡ活動は居住地域や参加人数によって考え方が異なること、自治体でのとらえ方が違うことを踏まえ、ガイドを参考資料として活用するよう期待。「地元にあった対応を考え、情報交換を密に連携を取り活動していただければ」と呼びかけている。

(解説 2020-08-28付)