【解説】７月末少年非行等概況　道警

（解説 2020-09-02付）

　道警本部は、ことし７月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、７月末時点で４８９人（うち女子９０人）。前年同期と比べ３５人減少した。

　内訳は、刑法犯が４２９人（同７５人）で３６人減、特別法犯が５９人（同１５人）で２人増えた。

　非行少年に該当しないものの、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどを行い、補導された不良行為少年は６０３４人（同１５９３人）で、１４１２人減となった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が２９２人で全体の６８・１％を占める。手口別では、万引きが１８９人（６４・７％）で最も多かった。

　このほか、粗暴犯６０人、風俗犯１２人、凶悪犯１０人、知能犯３人などとなった。

　学職別では、小学生が８５人（１９・８％）、中学生が５３人（１２・４％）、高校生が１４４人（３３・６％）。また、その他学生が２９人、有職少年が８３人、無職少年が３５人だった。

　特別法犯で検挙・補導された５９人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法１６人、大麻取締法１４人、育成条例６人、軽犯罪法４人、売春防止法２人、覚せい剤取締法１人などとなった。

　薬物乱用少年は１６人で１１人増。内訳は高校生１人、有職少年９人、無職少年４人、その他学生２人だった。

　少年の福祉を害する福祉犯では、１４３人を検挙。９人減となった内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が６５人、育成条例が５９人などとなった。

　また、被害に遭った少年は１１８人で、法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法が４５人、育成条例が４２人、風俗営業適正化法が２１人などとなった。

　学職別では、小学生４人、中学生２５人、高校生６８人と、合わせて９７人で、全体の８２・２％を占めた。

(解説 2020-09-02付)