道教委　がん教育総合支援事業推進校　北見常呂中と穂別高　コロナ防止　公開授業の方法検討

（道・道教委 2020-09-24付）

　道教委は、文部科学省委託「がん教育総合支援事業」の令和２年度推進校を決定した。北見市立常呂中学校、穂別高校の２校を指定。いずれも新規で、医療関係者やがん経験者などによる講話など、がんやがん患者、命の大切さへの理解を深める取組を進める。本年度の公開授業は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施方法を検討する。

　道教委は平成２６年度から文科省の委託を受けて、がん教育総合支援事業を実施。新学習指導要領への対応、地域の実情に応じたがん教育の推進を目指し、各種取組を展開している。

　発達段階に応じたがん教育における指導内容の設定などを検討するため、先進的な取組を実施するがん教育推進校を指定しており、本年度は北見市立常呂中、穂別高の２校に決定した。

　推進校では、①がん教育推進に向けた校内検討会の開催②がん教育に関する事業計画の作成・実施③国等の主催によるがん教育研修会への参加・研修成果の普及④アンケートの実施⑤学習指導要領に対応した保健体育科（保健分野）または保健科目における実践研究・公開授業の実施⑥医療関係者等の専門家やがん経験者等外部講師による生徒向け講話・指導助言の実施―の６点に取り組む。

　取組の推進に当たり、学識経験者、学校関係者、学校医、医療関係者などで構成するがんに関する連絡協議会を開催。

　本年度は書面開催とし、第２回協議会を９月下旬以降に開く予定。

　公開授業については、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、実施方法を検討した上で決定する。

(道・道教委 2020-09-24付)