女性活躍推進行動計画　道教委まとめ　女性管理職　学校で９．２％　道教委男性の育休　大幅上昇

（道・道教委 2020-09-28付）

特定事業主行動計画の実施状況（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、女性の活躍を推進するための特定事業主行動計画の実施状況をまとめた。ことし４月１日現在の女性管理職員の割合は、学校職員が前年度比０・２ポイント増の９・２％、道教委等職員が２・５ポイント増の１０・６％で、いずれも目標値（学校職員１５％、道教委等職員１２％）に届かなかった。道教委等職員の男性職員の育児休業取得率は１１・７ポイント増の１６・７％と大きく上昇し、令和６年度までの目標値１０％を上回った。

　道教委は平成２８年３月、女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画を策定。道教委の任命にかかわる職員を対象に、女性職員の活躍に関する課題、数値目標、目標達成のための主な取組を示している。

　ことし４月１日現在における女性管理職員の割合は、学校職員が前年度比０・２ポイント増の９・２％。道教委等職員は２・５ポイント増の１０・６％。いずれもこの５年間で徐々に上昇しているが、学校職員１５％、道教委等職員１２％の目標値には届かなかった。

　各役職段階の女性割合をみると、校長が０・３ポイント減の７・７％、副校長・教頭が０・５ポイント増の１０・５％、主幹教諭は１・３ポイント減の１０・７％など。

　道教委では、本庁部長・次長担当職がゼロから６・１％に上昇。また、課長補佐、係長担当職の割合も上昇した。

　男性職員の育児休業取得率をみると、道教委等職員が１１・７ポイント増の１６・７％と大幅に上昇し、６年度までの目標値である１０％を上回った。学校職員は１・１ポイント増の４・８％とやや上昇している。

　男性の育児参加休暇取得率は、学校職員が２・７ポイント増の４２・１％。道教委等職員が５ポイント増の５０・０％だった。

　道教委は、来年度からの次期計画の策定に向け、７月に管理職を含むすべての女性教職員を対象としたアンケート調査を実施。調査結果を踏まえて数値目標や実効性ある対策を検討した上で、年度内に新たな計画を策定する。

(道・道教委 2020-09-28付)