札幌市教委　運動機会充実へ環境整備　篠路小など１０校で推進　感染対策施し各校へ実践普及

（札幌市 2020-10-08付）

　札幌市教委は、本年度新規「学校における運動機会の充実を図る環境整備推進事業」の推進校を決定した。篠路小学校など小学校７校、信濃中学校など中学校３校を選定。推進校は、運動機会の充実を図るための取組の充実、教材・教具の開発・活用・運動環境整備を推進し、その成果を市内全校に普及させる。また、推進校連絡協議会を設置し、取組の進ちょく状況を共有するほか、感染症対策を講じた実践事例を集約し、市内各学校へ周知し、普及・啓発を図る。

　事業は、学校において子どもが日常的に運動に親しむことができる取組の充実と、それを支える環境整備によって、子どもの運動に対する意欲の向上、運動習慣の定着を図るもの。

　事業実施に当たり市教委は、市内の小学校、中学校、中等教育学校、特別支援学校の小学部・中学部のうち、応募のあった学校から推進校を選定。本年度は、篠路小など小学校７校、信濃中など中学校３校を指定した。

　推進校は、新型コロナウイルス感染症に対応した『札幌市における教育活動ガイドライン』に基づいた子どもの運動機会の充実を図るための取組の充実と、教材・教具の開発・活用、運動環境整備を推進し、成果を市内の各学校に周知する。

　また、推進校の代表者で構成する推進校連絡協議会を設置。取組の進ちょく状況を共有するとともに、推進校における感染症対策を講じた実践事例を定期的に集約し、広報紙等で市内各学校へ周知するなど、普及・啓発を図る。

　取組の成果については、報告書等にまとめて教育委員会に提出。市教委は、成果を取りまとめ全市立学校へ送付するなど、運動機会の充実や運動習慣の定着にかかわる普及・啓発を図っていく。

　本年度における推進校はつぎのとおり。

▼小学校

▽篠路▽北光▽北九条▽南白石▽福住▽屯田北▽幌南

▼中学校

▽信濃▽中の島▽向陵

(札幌市 2020-10-08付)