道特別支援副校長・教頭会が研究協議会　星野会長　新技術理解を　ＧＩＧＡスクール前倒しで

（関係団体 2020-10-14付）

　道特別支援学校副校長・教頭会（星野健史会長）は５日、道立特別支援教育センターをメーン会場に、テレビ会議システムとウェブ会議システムZoomを活用して第１回研究協議会を開いた。会員８５人が参加。開会式の冒頭、星野会長はGIGAスクール構想の整備が前倒しとなったことにふれ、「各自、新しい技術やＩＣＴの利活用について理解を深めていく必要がある」とし、各校での取組を加速させるよう呼びかけた。

　同会は昭和４１年に発足し、多くの業績を積み重ねてきた。本年度の会員数は、前年度同様、過去最多の９５人となり、新任教頭は２０人を迎えた。

　協議会は、本道の特別支援学校における運営上と教育推進上の諸課題にかかる研究協議を通して、副校長および教頭の資質の向上を図り、安定した学校運営に資することを目的としている。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当初５月に予定していたが中止に。その後、開催の是非や運営方針などについて検討を重ね、今回、各教育局や各学校をつないで開催した。

　冒頭、星野会長があいさつ。コロナ禍において教育活動を行う際の感染予防対策の徹底や、学校行事の見直しなど、様々な対応に追われていることについてふれ、「会員相互の連携を一層深め、本会の使命を引き続き、組織的かつ創造的な活動を続けていきたい」と決意を示した。

　GIGAスクール構想の整備が前倒しの状況になったことについては、「各自、新しい技術やＩＣＴの利活用について理解を深めていく必要がある」と呼びかけ、各校での取組加速を求めた。

　研修では、道特別支援学校長会の木村誠副会長が「特別支援学校管理職に必要なマネジメント能力」と題して講話したほか、道教委の柏木拓也特別支援教育課長補佐と道立特別支援教育センターの宮岸尚平教育課長、三坂佳慎主査が行政説明などを行った。

　第２回は、来年１月ころに予定。現在、実施内容等の検討を進めている。

(関係団体 2020-10-14付)