【解説】９月末少年非行等概況　道警

（解説 2020-10-29付）

　道警本部は、ことし９月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は６７０人（うち女子１３２人）で、前年同期と比べ５０人減少した。

　内訳は、刑法犯が５７２人（同１１３人）で６８人減、特別法犯が９６人（同１９人）で１９人増加した。

　非行少年に該当しないものの、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどを行い、補導された不良行為少年は、９１７４人（同２４７０人）で、２１０７人減った。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が３８６人で全体の６７・５％を占める。手口別では、万引きが２５５人（６６・１％）で最も多かった。

　このほか、粗暴犯７９人、風俗犯１６人、凶悪犯１２人、知能犯４人など。

　学職別では、小学生が１３６人（２３・８％）、中学生が８０人（１４％）、高校生が１６８人（２９・４％）。また、その他学生が３７人、有職少年が１０１人、無職少年が５０人だった。

　特別法犯で検挙・補導された９６人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法２３人、大麻取締法２２人、軽犯罪法９人、育成条例７人、売春防止法３人、覚せい剤取締法、風俗営業適正化法それぞれ１人などとなった。

　薬物乱用少年は２４人で１８人増。内訳は高校生２人、有職少年１３人、無職少年６人、その他学生３人。

　少年の福祉を害する福祉犯では、１８０人を検挙。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が７９人、育成条例が７６人など。

　また、被害に遭った少年は１５３人で、法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法６０人、育成条例５９人などとなった。

　学職別では、小学生５人、中学生３３人、高校生８６人、有職少年１６人、無職少年１０人などで、小中高生で８割以上を占めた。

(解説 2020-10-29付)