【解説】１１月は児童虐待防止月間

（解説 2020-11-02付）

　１１月は、厚生労働省が定める児童虐待防止推進月間。２９日午後２時から子どもの虐待防止推進全国フォーラムを開き、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からオンラインで配信。関係府省庁等も厚労省製作のポスターやリーフレットを活用しながら広報・啓発活動に努める。

　厚労省は、児童虐待に関する相談対応件数は依然として増加傾向にあり、子どもの生命が奪われる重大な事件もあとを絶たないなど深刻な状況が続いていることから、早急に解決すべき問題であるとらえ、毎年１１月を児童虐待防止推進月間と設定。

　推進月間では、家庭や学校、地域等が児童虐待問題に対する深い関心と理解を得られるよう、ポスターやリーフレットを製作して都道府県や市区町村など関係機関、関係団体に向けて配布し、広報・啓発活動などを集中的に実施している。

　取組にちなんで標語も募集。

　本年度は、全国４６４１作品の中から、栃木県の稲葉結さんの作品「１８９（いちはやく）　知らせて守る　こどもの未来」が最優秀作品に選ばれ、厚生労働大臣賞を受賞。稲葉さんの標語は各種広報媒体に掲載される。

　２９日午後２時から子どもの虐待防止推進全国フォーラムをオンライン開催する。基調講演やパネルディスカッション等を通して、児童虐待防止の取組について理解を深める。

　さらに、フォーラムの開催に合わせて、午後５時３０分から東京スカイツリーを特別にオレンジ色にライトアップする「東京スカイツリー・オレンジライティング」を実施する予定。

　関係府省庁等や地方自治体、関係団体も様々な取組を展開する予定。詳細については、厚労省ホームページで準備が整い次第、公開していく。

(解説 2020-11-02付)