【解説】子に対する前兆事案 9月末(解説 2020-10-30付)
道警本部は、子どもに対する前兆事案の届出受理状況(9月末現在)をまとめた。1月からの累計で、前年同期比176件減の538件を受理した。
前兆事案とは、子ども(13歳未満)等を対象とする性犯罪などの凶悪犯罪の前兆とみられる声かけやつきまといのこと。
9月は、道内で前年同期比4件減の95件を受理。1月からの累計で、176件減の538件を受理した。
態様別にみると、「声かけ」が223件と最も多く全体の41・4%を占めている。次いで、「つきまとい」が87件で16・2%、「容姿の撮影」が80件で14・9%、「身体露出」が56件で10・4%、「痴漢、身体接触」が46件で8・6%、「のぞき、盗撮」が8件で1・5%、ストーカー等が1件で0・2%、その他が37件で6・9%だった。
発生時間帯は「午後3時台」が153件で最多。次いで「午後2時台」97件、「午後4時台」88件、「午前6~8時台」53件などとなった。
発生場所は「道路(歩道)上」が409件で最も多く、公園が91件、建物内が30件の順で多かった。
発生時の子どもの状況は「登校・下校時」が259件で48・1%、「遊戯中」が140件で26%、「習い事・友人宅・買い物などへの行き帰り」が99件で18・4%、「その他」が40件で7・4%となった。
警察署別の受理件数は、札幌方面の28警察署が373件で最も多かった。
道警本部は、不審者に遭遇した際は、防犯ブザーや大声で近くの大人に知らせること、身の危険を感じた際は、近くの店や家に避難することを指導するよう求めている。また、早期通報によって、行為者の特定や不審点の解消などに対応することができることから、子どもから不審者情報を聞いた際には、速やかに通報するよう呼びかけている。
(解説 2020-10-30付)
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