札幌市中学校長会　１１月例会等　１８日に全体研修会　課題の掘り起こしを

（関係団体 2020-11-09付）

９４人が参加した

　札幌市中学校長会（葛西孝之会長）は４日、ホテルライフォート札幌で１１月例会・研修会を開いた。会員９４人が参加。１８日に開く本年度全体研修会について、研究の質を高め、新たな研究課題の掘り起こしにつながる研修会としていくことを申し合わせた。

　本年度の１１月例会・研修会は、広い会場を確保し、適切な換気を講じるなど、新型コロナウイルス感染症対策を徹底して実施した。

　開会に当たり、葛西会長があいさつ。札幌市における新型コロナウイルス感染症の現状について、「校種の枠を越えた陽性反応者が広がっており、今や児童生徒・教職員いつでもどこでも起こり得る可能性がある状況」と指摘。あらためて、手洗い、マスクの着用、適切な換気、検温等の毎日の健康観察、３密を避けた対応などを求め、「コロナと共に歩まざるを得ない状況を鑑みて工夫しながら学校の教育活動を推進していきたい」との考えを示した。

　議事に移り、新型コロナウイルスおよびインフルエンザ感染症の予防等の周知や令和３年度「札幌市中学校長会日程１１月版」などについて協議・報告した。

　また、本年度全体研修会の開催要綱を確認。研究基本主題に「新たな未来を紡ぎ、より良い社会を創る力を育む札幌市中学校教育」を掲げ、前年度に引き続き、３ヵ年継続計画で取り組むこととした。

　２年目の本年度は、各部の研究の充実について提言を求めるとともに、会員相互による研究討議を行うことで研究の質を高める研修会にする。また、各学校の経営に寄与できることを願い、新たな研究課題の掘り起こしにつなげることをねらいに開催することを申し合わせた。

　全体研修会は、１８日にホテルライフォート札幌で開催。各部の代表者が提言発表を行うほか、札幌や北海道で活躍する各界から講師を招き講演を実施する。校長としての資質向上、子どもたちの学ぶ力の育成を目指した学校運営の工夫と改革につなげる。

(関係団体 2020-11-09付)