道中　第４回理事研修会　来年１月　働き方改革報告書　来年度はウェブ開催へ

（関係団体 2020-11-10付）

本年度・来年度の業務などについて確認した

　道中学校長会（鎌田浩志会長）は６日、ホテルライフォート札幌で第４回理事研修会を開いた。来年１月に学校における働き方改革に関する道内調査の報告書をまとめるほか、来年度の理事研修会の一部をウェブ会議で開催することなど、業務運営等について報告・説明を行った。来年度の研修事業について鎌田会長は、開催を前提に内容を検討し、ウェブ会議を活用して各地区と情報共有を図っていく方針を示した。

　鎌田会長があいさつ。令和４年度開催の第７３回全日本中学校長会研究協議会北海道（札幌）大会の実施概要案が承認されたことを報告したほか、来年度の静岡大会開催時の全日中理事会で実施要項が決定する見通しを示し、全道各地区の協力を求めた。

来年度の各種研修事業については、職能向上を図る機会を大事にする観点から、開催を前提に内容を検討して取組を推進するよう要請。ＧＩＧＡスクール構想の推進によって学校のＩＣＴ環境が整備されることを念頭に、ウェブ会議の活用も検討して各地区との情報共有を図っていくとした。

　また、文部科学省の「令和の日本型教育の構築を目指して（中間まとめ）」に対する全日中の意見を紹介。休日の学校の部活動を地域主体による「地域部活動」へと移行する文科省の方針を踏まえ、各地区から集約した意見を今後の文科省とのヒアリングなどで活用することを伝えた。＝あいさつ概要後日掲載＝

　つぎに、本年度道教育功績者表彰を函館市立巴中学校の佐竹聡校長、釧路市立幣舞中学校の秋保和久校長、釧路町立富原中学校の武山昇校長が受賞したことを報告。佐竹校長らが受賞の喜びを伝えた。

　議事に入り、事務局と経営・研修・対策・情報の各部担当者が本年度の業務を中間報告。木村佳子事務局長は、コロナ禍における学校経営や教育の情報化に向けた状況など学校経営上の諸課題について説明したほか、来年度から理事研修会の一部をウェブ会議で開催することを伝えた。

　対策部は来年１月、学校における働き方改革に関する道内調査の結果を報告書としてまとめる方針を説明。研修部は、来年度の教育課程に関する調査でコロナ禍における学校の対応を調査項目に追加し、全道の現状と課題の把握に努めるとした。

　研修会後、研修部による合同研修会を開催。来年度実施予定の宗谷・稚内大会に向けた引き継ぎを空知・函館・稚内の３地区合同で行った。

(関係団体 2020-11-10付)