【解説】TIMSS2019調査結果
(解説 2020-12-10付)

 国立教育政策研究所は、国際教育到達度評価学会(IEA)の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2019)の調査結果をまとめた。教科の平均得点は小・中学校すべてで5位以内に入り、トップレベルを維持。「勉強は楽しい」と答えた児童生徒の割合は小学校の算数、中学校の数学・理科で国際平均を下回った。

 TIMSSは、児童生徒の算数・数学、理科の教育到達度を国際的な尺度によって測定し、児童生徒の教育上の諸要因との関係を明らかにするため1995年から4年ごとに実施。

 2019年調査には、小学校は58ヵ国・地域、中学校は39ヵ国・地域が参加。日本からは、小学4年生が147校から約4200人、中学2年生が142校から4400人参加。調査時期は2019年2~3月。

 教科別調査の問題は、学校で学ぶ内容領域と、児童生徒が学習に取り組んでいるときに期待される知識・応用・推論に関する認知的領域で構成。各教科の平均得点は、小学校の算数が593点で5位、理科が562点で4位、中学校の数学が594点で4位、理科が570点で3位となった。前回調査との比較では、小学校理科の平均得点が低下、中学校数学では上昇。

 質問紙調査では、小学校・中学校の各教科いずれも「勉強は楽しい」と答えた児童生徒の割合が増加。小学校理科では国際平均を上回った一方、小学校算数、中学校数学・理科では国際平均を下回った。

 調査結果を受けて萩生田光一文科大臣はコメントを発出。児童生徒の学力と学習意欲の向上に向け、学校における働き方改革の推進、GIGAスクール構想の実現、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備の検討などの取組を関係者と連携・協力して推進するとした。

(解説 2020-12-10付)

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