除雪車に近付かないで　釧路市愛国小で啓発活動初開催

（学校 2020-12-21付）

運転席から見えなくなる死角を学習した

　【釧路発】釧路市立愛国小学校（種市文彦校長）で１７日、除雪車両に伴う事故防止啓発活動が初開催された。１年生約１２０人が参加。除雪車のオペレーターからは子どもたちの姿が見えにくいことを伝え、絶対に近付かないよう呼びかけた。

　事業は、交通事故防止活動などを展開し、豊かな地域社会をつくることを目的とした有志の会「北海道“絆”menづくりプロジェクト」（松井敦利代表）が主催。札幌市内の小学校を中心に除雪車両事故防止啓発活動を毎年開催しており、釧路市での開催は初となる。

　活動に際し、釧路総合振興局釧路建設管理部が、所有する大型ロータリーとタイヤショベル各１台を貸し出したほか、市内の除雪作業を請け負う建設業者の沢田建設㈱が重機搬入や操縦デモンストレーションなどに協力した。

　当日は、１年生約１２０人が２つのグループに分かれて活動した。

　児童たちはグラウンドに集合し、除雪車の操縦デモンストレーションを見学。

　それぞれの除雪車がどのような動きで、どのような役割を果たすのか、説明を受けたあと、運転席から見えなくなる死角を学習した。

　松井代表は、除雪作業に対し感謝を忘れないでほしいとした上で、「自分の身は自分で守る。除雪車には絶対に近付かないでほしい」と呼びかけた。

(学校 2020-12-21付)