コロナ対応の予算を　道教委　３年度概算要求方針

（道・道教委 2020-12-28付）

　道教委は２４日の教育委員会会議で、令和３年度予算概算要求の基本方針を決定した。学力・体力の向上、いじめ防止、学校における働き方改革などに引き続き対応するほか、ICTを活用した教育の推進、新型コロナウイルス感染症に対応する予算づくりを進めるとした。

　道の予算編成方針を踏まえ、当面する教育行政上の諸課題に適切に対応した各般の施策予算、学校教育や児童生徒に直接影響のある経費、施設の維持・保全に関する経費等の確保に取り組む。

　基本的事項では、道教育推進計画の重点「ふるさとを想い、グローバルな視野で共に生きる力の育成」「学校・家庭・地域・行政の連携による、人口減少に対応するための教育環境の形成」に取り組むための予算をはじめ、学力・体力の向上、いじめ防止、学校における働き方改革など継続的な課題に対応。

　さらに、地域課題の解決を通じた探究的な学びの推進、ICTを活用した教育の推進、新型コロナウイルス感染症に対応するための予算づくりを進めるとした。

　各種事業は、本年度の政策評価の結果や最終補正における予算措置状況などを踏まえ、的確に予算要求に反映することを原則として設定。

　新規事業については施策の見直しによる財源の捻出を基本とし、既存事業との振替や統合などスクラップ・アンド・ビルドの原則を徹底。廃止・見直しの時限を設定する。

(道・道教委 2020-12-28付)