３月高卒者の職業紹介状況　１１月末　就職内定率７１・４％　前年比１２・２ポイント減

（国 2021-01-08付）

　道労働局は昨年１２月２５日、令和３年３月新規高校卒業者の職業紹介状況（１１月末現在）を公表した。求職者数は前年同月に比べ１１・０％減の６４４５人。道内求人倍率は０・１４ポイント低下の２・４２倍。就職内定者数は２４・０％減の４６００人、就職内定率は１２・２ポイント低下の７１・４％となった。未内定者数は５５・２％増の１８４５人となっている。

　３月新規高校卒業者にかかる選考開始・採用内定の開始期日は、９月１６日から１０月１６日に変更となった。

　求職者数は前年同月に比べ１１・０％減の６４４５人。うち、男子が７・４％減の３５５４人、女子が１５・１％減の２８９１人となっている。

　道内求人は、１５・６％減の１万５６２２人。地域別では、紋別が１２・７％増と前年同月を上回った。一方、札幌圏が１６・８％減、旭川が２０・１％減、千歳が３１・１％減など、全道２０地域のうち、紋別を除く１９地域が下回った。

　産業別では、建設業が１・４％増と前年同月を上回った。一方、生活関連サービス業・娯楽業が４２・２％減、宿泊業・飲食サービス業が４０・４％減、情報通信業が３６・７％減、製造業が２３・７％減、卸売業・小売業が１５・５％減などと、建設業以外の産業で下回った。

　道内求人倍率は０・１４ポイント減の２・４２倍。

　道内就職内定者数は、２４・０％減の４６００人。うち、男子が１８・５％減の２６６４人、女子が３０・５％減の１９３６人となっている。

　就職内定率は、１２・２ポイント減の７１・４％。男子が１０・１ポイント減の７５・０％、女子が１４・９ポイント減の６７・０％。地域別では、稚内が８８・０％、北見が８４・９％、苫小牧が８４・４％と続き、札幌圏については６１・７％となっている。

　未内定者数は５５・２％増の１８４５人。男子が５５・９％増の８９０人、女子が５４・５％増の９５５人。

　うち、道内の就職を希望している生徒は１７９２人で、９７・１％を占めている。

(国 2021-01-08付)