文科省　学校雇用シェアリンク開設　企業に求人情報提供　雇用維持と学校活性化目指す

（国 2021-01-14付）

　文部科学省は学校における企業人材の受け入れを支援する「学校雇用シェアリンク」をホームページに開設した。英語学習の支援やＩＣＴ活用のサポートなど、教育委員会や学校の求人情報を登録し、企業に情報を提供するもの。８日付で日本経済団体連合会会長に通知し、コロナ禍における雇用維持とともに、学校現場の活性化に向けて積極的な活用を求めた。

　新型コロナウイルス感染症の影響で企業等が従業員の雇用維持に苦慮していることを踏まえ、雇用シェアを希望する企業と企業人材の受け入れを希望する教育委員会、私立学校、国立大学附属学校などをつなぐことが目的。

　企業の受け入れを希望する教委や学校が求人情報を登録し、文科省が求人情報を企業に提供。具体の採用条件などを教育委員会や学校・企業の担当者で調整してマッチングが成立した場合、学校現場で雇用する流れとなる。

　文科省では英語（外国語）学習の支援、教員の業務支援、ＩＣＴ活用のサポート、授業補助や補習の指導などを、求める人材例として挙げている。

(国 2021-01-14付)