目標に向かって成長を　札幌市立中　３学期始業式

（札幌市 2021-01-18付）

教室のテレビで式を視聴する西野中の生徒

　札幌市立中学校は１５日、３学期始業式を全校一斉に挙行した。うち、西野中学校（江野秀明校長）では、生徒５５０人が各学級のテレビモニターで式を視聴。江野校長は、今春、進級・進学する各学年への期待を寄せた上で、「自分の目標や夢に向かって成長し続けてほしい」と呼びかけた。

　市立中学校９７校は、昨年１２月２５日に２学期が終了。冬季休業期間は、２６日から１月１４日までの２０日間だった。

　本年度は新型コロナウイルス感染症対策として、多くの学校で始業式・終業式の実施方法を変更している。

　うち、西野中においても、生徒５５０人が各学級のテレビモニターで始業式を視聴した。例年実施していた集合形式より、２０分ほど短縮した。

　はじめに、江野校長があいさつ。「３学期は１年間を締めくくる大事な学期」と述べ、各学年へ期待することを伝えた。

　１年生には、進級した自分を想像し、自身に磨きをかけること、２年生には、生徒会や部活動でも全校生徒の中心となって行動すること、３年生には、残された日々を無駄にせず、４月からの新生活に向けた具体的な生活目標を考えることなどをそれぞれ伝えた。

　続いて、２年生の本田莉久さんが生徒代表として３学期の抱負を発表。「全体をみることを意識し、引っ張っていくことで、積極的に行動できる学年を目指したい」と決意を新たにした。

　始業式後は、各学級で学級活動を実施。３年生の齋藤主門さんは「冬休みは受験を控えているため、毎日塾に通った。目標に向かって悔いの残らないよう、みんなと協力し、高校に堂々と入学できるよう努めたい」と話していた。

　なお、２０日は市立小学校１９７校が始業式を行う。

(札幌市 2021-01-18付)