道教委 2年度部活動調査(札幌市除く) 地域等と連携46% 合同チーム316 野球部最多(道・道教委 2021-02-17付)
道教委は、令和2年度部活動にかかる調査結果(2年9月末現在、札幌市除く)をまとめた。地域等と連携して部活動を実施している学校の割合は46%と元年度からやや上昇し、地域人材の活用、少年団・スポーツクラブ等との連携などの取組が多い。部活動休養日を実施できている部活動は99%。複数校の合同チームによる運動部活動の数は延べ796部316チームで、野球部が3分の1を占めた。
調査対象校は、部活動の活動実績があると報告のあった道内の公立中学校、高校、特別支援学校の計746校(札幌市を除く)。
部活動の総数は、運動部が4707部、文化部が2576部の計7283部。
加入生徒数は運動部が8万9人、文化部が4万40人の計12万49人。加入率は運動部が48・4%、文化部が24・2%。
「学校の部活動にかかる活動方針」を策定している学校の割合は中・高校、特別支援学校を合わせ98・7%。
朝練習を実施している部活動がある学校の割合は14・1%。部活動数は前年度と比べ108部減の223部。運動部が8割以上を占める。
大会前に活動時間を増やした部活動がある学校は35・4%。活動時間を増やした回数は年間で「3回以下」が76・3%だった。
地域等と連携して部活動を実施している学校は46・4%で前年度よりやや上昇。内容は「部活動指導員を含む地域人材の活用」が最も多く、「地域の少年団やスポーツクラブ、各協会との連携」「異校種を含む地域の学校との合同練習や大会等への参加」「地域の行事やイベント、演奏会などへの参加」などと続いた。
短時間で効率的・効果的な部活動を実践している学校は61・4%で、「練習メニューや指導方法・内容の工夫」「休養日の確保や活動時間の徹底」「生徒が練習メニューを考えるなど主体性を育成する取組」「部活動指導員・複数顧問制の導入」「専門家による指導やICT機器等の活用」「練習内容・目的の明確化」の順に多い。
部活動休養日を道の方針(平日1日以上、土日1日以上の週2日以上)と同じ基準に設定している学校の割合は81・4%。全日制高校では、複数の部活動顧問の配置など一定条件で活動時間の上限や休養日の下限を変更できる「弾力的な設定」を運用している割合が61・9%となっている。
部活動休養日を実施できている部活動の割合は99・0%、規定の活動時間で部活動を実施できている割合は98・7%となり、多くの学校で方針の規定に基づき部活動を実施している。
合同チームによる部活動の実施状況(3年3月31日までの見込み)をみると、運動部は、中・高校合わせて4521部のうち796部で316チーム、文化部は2461部のうち6部で3チームが編成されている。
運動部は、野球が291部と最多で、バレーボール、サッカー、バスケットボールの順に多い。文化部は吹奏楽部のみだった。
(道・道教委 2021-02-17付)
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