【解説】教職員団体加入率31%(解説 2021-03-12付)
文部科学省は、令和2年度教職員団体への加入状況に関する調査結果を公表した。教職員団体全体の加入率は前年度比0・6ポイント減の31%となり45年連続で低下。一方、新採用教職員の加入率は0・5ポイント増の24%と上昇している。
調査は、大学および高等専門学校を除く公立学校に勤務するすべての常勤教職員(再任用教職員を含む)を対象として、昭和33年(新採用教職員は昭和35年)から毎年実施しているもの。調査時点は令和2年10月1日。
教職員の総数は102万1739人で、前年同期と比べ4436人減少した。
教職員団体の加入者数は8013人減の32万452人となった。加入率は0・6ポイント減の31・4%で、45年連続で低下した。
日教組への加入者数は5034人減の21万7674人となり、44年連続で低下。加入率は0・4ポイント減の21・3%だった。
日教組以外の教職員団体の加入率をみると、全教(加入者数3万3036人)が0・2ポイント減の3・2%、日高教〈右派〉(同7836人)が増減なしの0・8%、全日教連(同1万9012人)が増減なしの1・9%、全管協(同3747人)が増減なしの0・4%、その他(同3万9147人)が0・1ポイント減の3・8%となっている。
新採用教職員についてみると、総数は62人増の3万8865人。このうち、225人多い9459人が教職員団体に加入している。加入率は0・5ポイント増の24・3%だった。
団体別の加入率は、日教組が0・6ポイント増の18・7%、全教が0・2ポイント増の1・3%、日高教〈右派〉が0・1ポイント増の0・6%、全日教連が0・2ポイント増の1・7%、その他が0・4ポイント減の2・2%。
(解説 2021-03-12付)
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