【解説】1月末少年非行等概況 道警
(解説 2021-03-09付)

 道警本部は、ことし1月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、49人(うち女子9人)。前年同期と比べ5人減少した。

 内訳は、刑法犯が41人(同9人)で6人減、特別法犯が8人で1人増加した。

 非行少年に該当しないものの、飲酒、喫煙、深夜はいかいなどを行い、補導された不良行為少年は433人(同130人)で、185人減った。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が29人で全体の70・7%を占めた。

 手口別では、万引きが23人(79・3%)で最も多かった。

 このほか、粗暴犯3人、風俗犯、知能犯それぞれ1人、その他の刑法犯7人となった。

 学職別では、小学生が4人増の10人(24・4%)、中学生が7人増の12人(29・3%)、高校生が8人減の10人(24・4%)。また、その他学生が同数の3人、有職少年が3人減の5人、無職少年が6人減の1人だった。

 特別法犯では、前年同期より1人増の8人を検挙。法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が同数の3人、育成条例が3人増の5人だった。

 薬物乱用少年はいなかった。

 少年の福祉を害する福祉犯では、6人増の19人を検挙。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が5人増の10人、育成条例が2人増の9人となった。

 被害に遭った少年は7人増の16人。

 法令別では、児童買春・児童ポルノ禁止法、育成条例がそれぞれ4人増の8人だった。

 学職別では、小学生が同数の1人(6・3%)、中学生が3人増の6人(37・5%)、高校生が6人増の7人(43・8%)、無職少年が1人減の2人(12・5%)となった。

(解説 2021-03-09付)

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