道教委 学力向上推進会議 望ましい生活習慣確立へ 児童生徒の現状・改善点共有(道・道教委 2021-03-19付)
道教委は17日、札幌市内の道第2水産ビルをメーン会場として令和2年度学力向上推進会議をオンライン開催した。運営者がこれまで公表してきた児童生徒の学力や体力に関する分析結果について報告したほか、参加者が児童生徒の現状を踏まえながら、学力・体力や生活習慣などの改善に関する今後の取組について協議した。
会議は、学力・体力の向上や望ましい生活習慣の確立に向けた取組について、共通理解を図るため、今後の教育施策の改善・充実に役立てることが目的。都市教育委員会連絡協議会や町村教育委員会連絡協議会などから6人が出席した。
冒頭、小松智子学校教育局長があいさつ。本年度、国が全国学力・学習状況調査および全国体力・運動能力、運動習慣等調査を実施しなかったことから、それぞれの役割を果たし、互いにしっかりと連携することが重要とし、「本道の子どもたちが社会の変化に主体的に向き合いながら自らの可能性を発揮し、未来を切り拓いていく力を身に付けることができるよう、教育施策の充実に一層努めていく」と述べた。
続いて、青木順一義務教育課課長補佐が2年度全国学力・学習状況調査児童生徒質問紙調査の結果と、2年度「ほっかいどうチャレンジテスト」2学期末問題の結果について報告した。チャレンジテストの結果については、集計したデータをもとに授業改善の方向性を示した授業アイデア例などを作成したことを紹介。「実践例を参考に、各学校における授業改善が一層推進されることを期待している」と伝えた。
また、尾形友秀健康・体育課課長補佐が2年度新体力テスト分析ツールによる分析結果について説明。分析結果等を踏まえ、今後、児童生徒が学校や家庭で気軽に楽しみながら運動に取り組むことができるよう、リズム運動の作成や動画配信を行うほか、学識経験者や体育専科教員等と連携、協働しながら実践例を記載した資料を作成して周知を図ることを伝えた。
協議では、「児童生徒の学力・体力や生活習慣の状況」「各学校における検証改善サイクルの状況」「次年度以降の学力・体力向上の取組」をテーマに話し合った。
(道・道教委 2021-03-19付)
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