【解説】道Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０推進計画

（解説 2021-04-09付）

　道は、本年度から５年間を計画期間とする北海道Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０推進計画を策定した。「ＩｏＴ、オープンデータ・ビッグデータ、ＡＩ等の活用推進」など６点を重点施策として掲げ、教育の分野では産学官の相互交流等によるＩｏＴ、ＡＩ等の専門人材の育成の促進を盛り込んだ。

　計画は、ICTがすべての根幹のインフラとなることで未来技術の活用を推進し、感染症の発生など不測の事態においても機能する北海道の強靱化、一次産業をはじめとする産業競争力の抜本的強化、地域の活性化、質の高い暮らしを実現する北海道全体の指針として策定したもの。

　１０年後の本道の未来社会を描いた道Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０推進構想に基づき、「暮らし」「産業」「行政」の３分野のほか、横断的視点として「データの利活用」、それらを支える「基盤整理」を施策の柱とした。

　重点的に取り組む施策として「ＩｏＴ、オープンデータ・ビッグデータ、ＡＩ等の活用推進」「テレワークの推進」など６点を掲示。うち「人材育成・普及啓発（プログラミング教育、セキュリティ人材）」では、学校におけるＩＣＴ環境の整備、技術の進展に対応した教員の指導力向上に向けた取組の推進を明記した。

　また、子どもたちをインターネット上の有害情報やネットいじめ・ネット犯罪等から守るための取組や、子どもから大人まですべての道民のインターネットモラルやリテラシーの向上などを盛り込んだ。

　本道の未来を拓く人材育成に向け、ＩＣＴ環境の整備の充実、教員の指導力向上、産学官の相互交流等によるＩｏＴ・ＡＩ等に関する専門人材の育成の促進を挙げている。

　道、国、市町村、産業界と連携・協働して進め、毎年度施策の進ちょく状況を点検・評価。結果を公表する。

(解説 2021-04-09付)