道立学校　２年度第３・４半期時間外在校　１０月４５時間超　高校４８％　１１月から減少転じる　道教委

（道・道教委 2021-04-16付）

　道教委は、道立学校の教育職員にかかる時間外在校等時間（令和２年度第３・４半期）を公表した。１０月に時間外在校等時間が４５時間を超えた職員の割合は、高校４８・５％、特別支援学校１４・０％となり、１１月から減少に転じている。

　道立学校では２年度から出退勤管理システムを導入し、第１・４半期から超過時間の状況を公表。学校における働き方改革アクション・プラン（第２期）では、教育職員の在校等時間から所定の勤務時間等を減じた時間（時間外在校等時間）を１ヵ月で４５時間以内、１年間で３６０時間以内とすることを目標に掲げている。

　対象校は高校１９５校、特別支援学校６６校。対象職員は校長、副校長、教頭、主幹教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、実習助手、寄宿舎指導員などの教育職員。

　時間外在校等時間が月４５時間を超えた職員の割合をみると、１０月は高校４８・５％、特別支援学校１４・０％。１１月は高校３３・６％、特別支援学校７・６％。１２月は高校３１・５％、特別支援学校６・２％と減少している。

　時間外在校等時間の平均は、１０月は高校４９・０時間、特別支援学校２３・０時間、１１月は高校３８・３時間、特別支援学校２１・５時間、１２月は高校３６・８時間、特別支援学校１９・３時間だった。

　道教委は、引き続き各学校における時間外在校等時間の推移等を把握・分析。結果を踏まえ、各教育職員が自らの働き方を認識して最適な取組を実践するとともに、必要な教育活動を効果的に行うために学校全体で業務改善を実践するよう促し、長時間勤務の解消に努めていくとしている。

(道・道教委 2021-04-16付)