道教委　学びのＤＸ事業開始　端末活用し授業改善　推進校２３校、近く決定

（道・道教委 2021-04-16付）

　道教委は本年度、新規事業としてＩＣＴを活用した学びのＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）事業を開始する。小・中学校、高校、特別支援学校合わせて２３校を推進校に指定し、１人１台端末などＩＣＴを効果的に活用した授業改善を推進。各教育局で開催する研究協議会で校種を越えて交流し、成果を普及させる。近日中に推進校を決定する。

　ＩＣＴ環境を活用して道教委の「ＩＣＴ活用授業指針」に基づく実践を行い、成果を全道に普及させることがねらい。

　推進校においては、１人１台端末などのＩＣＴを活用した授業改善を実践し、効果的な事例や校内体制構築の取組、実践上の課題を共有する。また、研究協議会における実践発表、学校ホームページや公開授業による情報発信、ＩＣＴ活用授業モデルなど実践事例資料の作成に取り組む。

　小・中学校においては、学力向上推進事業授業改善推進チーム（ＩＣＴ）の指定校９校を推進校とし、高校は９校、特別支援学校は４校を予定している。

　道教委は、実践事例を共有するための研修を計画しており、ＩＣＴ活用ポータルサイトを通して成果の普及に努める。教育局では研究協議会を開催し、推進校の実践発表や参加者による協議などを通し交流する。

(道・道教委 2021-04-16付)